結婚詐欺師とは

結婚詐欺

昔より結婚詐欺師は会社の社長や役員、医者、パイロットなどという「高学歴」を有し、「高収入」を得ている職種の人物になりきり、接してくるものでありますが、現在でもこの職種が根強く、詐欺被害に遭う女性は多いです。

現代では詐欺師もインターネットを駆使して検索、写真が公開されていない実在の人物になりきり、偽名刺なども持っている詐欺師もいます。

更に婚活サイト、婚活パーティー、合コン、SNS等、簡単に男女が知り合える環境が増えてきている昨今、氏名、携帯電話番号、メールアドレス、勤務先会社名くらいしか知らないまま深い交際まで進展してしまうケースも多いです。

どこまで正直に教えているかは判らない。事実、名前や勤務先が出鱈目であったという事例は珍しくありません。

携帯電話番号やメールアドレスは連絡を取り合う上で必要なので嘘は教えられません。

しかし、氏名を確認出来るものはない。

免許証や保険証を見せて貰うしか手だてがないのですが、郵便物や給料明細などは詐欺師にかかれば簡単に偽装出来てしまいます。

勤務先会社名を教えて貰ったからといって、その会社に電話しても在籍確認も個人情報を理由にして貰えない時代です。

ましてや実在の人物に成り代わっていたら完全に信じてしまいます。

そんな状況下で交際が進んでしまい、

気が付くと相手の事を殆ど知らないまま多額の金銭を貸している。

そして返済を要求すると携帯電話は解約され、メールも送信出来なくなり連絡が一切取れなくなって、そこで初めて詐欺にあったと気付く。

こういった結婚詐欺被害が増加しているのです。

 

女結婚詐欺師について

尚、近年では女性の結婚詐欺師も多く、ニュースなどでも取り上げられ、社会問題となっています。

婚活パーティーや結婚相談所などの登録でも女性の方が個人情報の開示が緩く、前述したように個人情報を調べる事がなかなか困難な時代となったのを良い事に、結婚詐欺師とならないまでも交際途中に少額の金銭をいろいろな男性から借りまくる寸借詐欺的な女性がいます。

これこそ女性については携帯電話番号とメールと自称の名前だけというケースは非常に多いです。

また、女性の場合には交際しきちんと結婚したものの結婚した途端に交際中とは別人に変わり、早々に離婚を申し立て、ある事無い事をまくし立て、慰謝料や財産分与を求めたり、最悪なのは配偶者の命をねらうケースもあった事は記憶も新しいです。

結婚詐欺の被害者にならない為には、深い交際に進展する前にある程度の身上調査や身辺調査(結婚調査)をしておく事が重要です。

もし相手についてなかなか住所等を聞けない場合には、あなた自身と会った後に探偵の尾行による調査をしてみるのも一手です。貴方の財産、生命を守る一役となります。